10月, 2017年

歯周病って何?|健康への影響について

2017-10-24

歯は“食べるために無くてはならない器官”と言われています。人間の生活の質に関わるとっても重要な部位です。本文はそんな歯の健康に大きく関わる、歯周病についてご紹介します。

歯周病とは

歯周病は私たち日本人の“国民病”と言われています。歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。

歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。

そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。

歯周病の健康への影響

狭心症・心筋梗塞・脳梗塞

歯周病菌などの刺激により、動脈硬化を誘導する物質が出ると考えられている。そのため、血液の通り道が細くなってしまったり、詰まってしまったりすることにつながり、狭心症や心筋梗塞のリスクが高くなります。

また、脳梗塞のリスクも高くなると考えられている。歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易いと言われている。血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療は、より重要となる。

糖尿病

歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つと言われてきた。さらに最近、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという逆の関係も明らかになってきた。つまり、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっていると考えられるようになってきた。

また、歯周病治療で糖尿病も改善することも分かってきている。

メタボリックシンドローム

詳しいメカニズムは解明されていないが、歯周病の病巣から放出される歯周病菌由来の毒素などは脂肪組織や肝臓のインスリン抵抗性を増加させ、血糖値を上昇させる。

また、この慢性炎症が個体の老化を促進するという論文も出てきた。このように歯周病とメタボリックシンドロームの関連性が注目されている。